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2008-09-01T01:42:03+09:00
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目次 [■■■ 第一話 -反転世界- …
■■■ 第一話 -反転世界- ◇ ◇ ◇ ◇ ◇■■ オリジナル小説 the unknown world■ ・ ・ ・ ・■■■■■■
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2008-09-01T01:42:03+09:00
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涼宮ハルヒの変装 [ Written by ナタ…
Written by ナタデココ 第一章 ・ ・ ・ ・ 第二章 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 第三章 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 第四章 ・ ※基本的に無断転載禁止。まだ未完成です。 ※この物語はフィクションであり、人物名団体名およびその他諸々は架空のものです。
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2008-08-31T22:09:14+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十八 [ 阿藤は眉を引きつらせ、耳をす…
阿藤は眉を引きつらせ、耳をすます。 第六感だった。 靴を脱いだのか、微かに聞こえる足音と肌に感じる大気の動きを総合的に感知した結果が第六感となって、どこから敵か来るのかを知らせた。 振り向く。 白の着物を来た人影が視界の端に入る。背丈からしておそらく女。脇に黒いものが抱えられているように見える。首をひねりながら視界を投げる。 ダンスの相手や相棒よりも待ち望んでいた相手だった。 阿藤は反射的に左手を伸ばす。ターゲットの一人がそのような格好だった記憶があるのだろう。その判断は間違っていない。右手で胸ぐらを掴みながら、リーチの長いもう一本の豪腕で着物の人物の頭部を掴む。すべすべとした感触に違和感を覚えただろう。 手の平の中で髑髏が顎を開いた。 ──人体骨格模型。 変装。そう気づいたときには、死角から避けられない攻撃が迫っている。黒のマントから白い脚が剥き出しになっている。両足を揃えた蹴りだ。片足でも破壊力十分なキックをだせるのに、全体重をかけたそれだとどうなるか。阿藤にはよくわかっていた。 見事。 そこで、阿藤の意識はそこで消失した。 飛び蹴り魔女が、マントをなびかせ夕暮れに舞う。 阿藤の…
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2008-08-31T22:06:05+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十七 [ * プールへと続く扉…
* プールへと続く扉は、故障したまま修理されていないを知っていた。両手に力を込めて強引にノブを捻ると、ギャリ、という金属の擦れ合う音と共にロックは外れる。 ゲタ箱の並ぶ滅菌室のような部屋を越えて、プールサイドに出る。 周囲を見回す。 自分ひとりしかいない。 当然だ。鍵がかかってたのだから。 通信が入る。無線に慌ただしく手を伸ばす。『部長大変です‼ SOS団と思わしき人物はすべてハズレでした!』「そんなことはどうでもいい! プールには誰もいないぞ!」『プール? 何のことですか?』 つじつまが合わない。「それじゃさっき、SOS団がプールにいると報告したのは君ではないのか」『いえ、僕らは部長の指示通りに──』 トランシーバーに耳を近づけるべきではなかった。スピーカーに砂を流し込んだようなノイズが鼓膜に響く。慌てて無線のチャンネルを何度も回す。しかし、どの部員とも繋がらない。誰も応答しない。 唐突にプール入り口の扉が開け放たれる。SOS団の二人がいた。 一人はバニーガールで、もう一人はキョンとあだ名される普通の高校生だった。 空の端は橙と紫のグラデーションに彩られている。プールは夕焼…
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2008-08-31T22:03:00+09:00
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flooringmag [Flooring Magazi…
Flooring Magazine's Articles: a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring150.html 'manufacturers/a a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring151.html 'hospital/a a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring152.html 'laminate/a a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring153.html 'kronotex/a a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring154.html 'direct/a a href='http://groove-music.de/magazine/2008/flooring155.html 'laminate/a a href='http://groove-…
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2008-08-31T20:29:21+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十六 [ * どうも腑に落ちな…
* どうも腑に落ちない。 部長は祭から背を向け、露店の奥に設営されたテントへと足を運ぶ。 この青テントはハロウィンパーティ実行委員会用に用意されていたもので、入り口には『関係者以外立ち入り禁止』という旨の札が貼ってある。本来は学校の運営側が休憩その他諸事を行うために調達されたが、実行委員会に裏の約束を取り付けて、特別に譲ってもらった。 約束とは、ハロウィン鬼ごっこの、相当の人間が行っている賭けの元締めを実行委員会に任せること。我々が勝てば巨額の資金が流れ込んでくるから、その資金をどうするかは実行委員会の自由になる。 要するに鼻の薬である。これだけの騒ぎを起こしても何ら生徒会が出てこない理由もそこにある。あくまでプログラムの一環として、ハロウィン鬼ごっこを組み込むようにしておいた。委員会としては我々に勝利してほしいはずである。だから『隠れ蓑』の手配にも、快く答えてくれたのだ。 横で見張っている部員に目配せして入り口をくぐる。中は部屋一つほどの広さで、長テーブルと椅子が置いてあっても窮屈さは感じない。長テーブルの上は通信用トランシーバやらGPSやらパソコン機材やらで半分も埋め尽…
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2008-08-31T16:57:37+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十五 [『部長、SOS団二名を阿藤が追…
『部長、SOS団二名を阿藤が追尾してます』「よし、パニックを起こせ。群衆にまぎらせて連れ去れ!」 * どれだけ走ったのだろう。方角を忘れ、脳内の地図から現在位置もすっ飛んでしまっている。後ろに、本当に阿藤が追っかけてきているのかもわからない。だが振り返る余裕はない。幾多の角を曲がって暗がりを走り、行き止まりにぶつかる度に絶望で頭の中が黒く塗りつぶされ、 唐突に視界が開けた。 観客だらけの体育館前に出てしまった。全体が一つの生物のように動く群衆が俺たちを飲み込んだ。黒山の人だかりに、朝比奈さんの手を握りしめる力が無意識に強まった。「キ、キョンくん、」 開けた視界が一気に黒に押しつぶされる。もう視界は役に立ちはしない。信じることが出来るのは手のひらの感覚だけだ。 一瞬だけ指の感触が無くなる。もう一度握り返すが、違和感を覚える。朝比奈さんの手ではない。 振り払う。 別の手が触れた。その手に賭けて、握り直す。 見えない視界の中で思い出す。この感触は、確かに朝比奈さんのものだと信じる。四方かもみくちゃにされるが、意地でも握り続けるつもりだった。 絶対、離してなるものか。 だが、俺はこの時…
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2008-08-25T10:56:52+09:00
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東方人迷記 TOP [何か皆さんここにうpしてるよう…
何か皆さんここにうpしてるようなので、自分もうpしてみましたとても未熟ですが何気に頑張ったので生暖かい目で見てやってください実は、結構ネタがやばいんです。勢いでやってしまって…だけど反省はしてませんよ(オイまぁ、何とかなるでしょ!東方人迷記
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2008-08-24T20:40:40+09:00
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序章 [東方人迷紀「…は?」俺は呆然と…
東方人迷紀「…は?」俺は呆然としていたなんせ朝起きたらいきなり山の中だ…「夢…か?」目覚ましの音は聞こえた時計を止めて、ベッドから降りた。そこまでは普通だんで、ドアを開けたら、これだ…「……夢、なんだよなぁ?」何か自信がなくなってきた…で、目の前に家があるんだが、「人、住んでんのか?」「住んでるぜ」「づおいっ!」いきなり後ろから話しかけられたもう心臓バックバクだ「で?お前誰?」―――――――――――俺はそいつの家の椅子に座っていた「まぁ、とりあえず自己紹介と行こうか」いきなり自己紹介かい…普通もっと警戒するだろ…「私は霧雨 魔理沙だZE☆」今星が見えたような気が…「お前は?」とりあえず俺も自己紹介しとく「虚ノ夜 舞流だ」「舞流?変な名前だZE☆」気のせいだ、絶対気のせいだ「まぁ、気軽に魔理沙って呼んでくれだZE☆」突っ込まない、絶対突っ込まない…「俺の事も舞流って呼んでくれればいいから」「はなからそのつもりだZE☆」改めて魔理沙の恰好を見てみると「まるで魔女みたいだな」ああ、この発言で俺は常識から非常識に身を放り込まれたんだまさか、あんな事が起きようとはな…魔理沙じゃなかったらこういう…
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2008-08-24T20:36:28+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十四 [ * 野次馬も少なくな…
* 野次馬も少なくなってきたところで、阿藤はその巨体を揺らして立ち上がる。 後ろからの拍手の音に気づいて、阿藤は振り返った。「見事だ阿藤。さすが僕が見込んだだけのことはある」 部長は手を叩くのを止めてブレザーのポケットから小型の円筒を取り出す。「ぜひこれでも使いたまえ。粘着式ネット弾だ」 手に取る。 十数メートル後方のゴミ箱に投げ、軽快な音を立ててシュートした。「な⁉」 右肩に掛けていたショットガンを下ろして部長に放り投げる。突然の行動に部長は這々の態でキャッチする。「何をする、これは高級品なんだぞ!」「邪魔だ」 部長は閉口する。 そんなことおかまい無しに、阿藤は革製のグローブに包まれた指の関節をごきごきと鳴らす。サングラスに隠された瞳を彼らが逃げた先にやる。左手に残る痺れを誤摩化すように何度も開いたり握ったりする。油断しなければ簡単に防げる威力だが、あれほどの鋭いキックはなかなかお目にかかれまいと、阿藤は思う。 興味が湧いた。そう説明したら一番適当だろう。 獲物が強ければ強いほど勝負の魅力が増す。怠惰な勝負は頭脳を鈍らせるが、緊迫した勝負は麻薬にも似た陶酔と狂気とをもたらす…
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2008-08-20T21:49:40+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十三 [ * 作戦通りだ、と…
* 作戦通りだ、と部長は思った。 SOS団が背中を向けて走り去る姿を見るだけで笑いがこみ上げてくる。実際、部長は口の端を歪ませ、慢心に満ちた目で黒のマントが人ごみの中へ溶けこむのを見守っていた。 首を横に向ける。店内から青のジャージを着た小柄のメガネがマッシュルームに黒色のバッグパックを手渡す。「準備はできてるか」 メガネが答える。「はい。機材の点検および動作確認は完了。いつでも実行できます」 よし、と部長。「チャーリーとデルタは作戦通り持ち場へ向かい、アルファとブラボーは僕に続け。各人合図があり次第、行動を開始せよ。以上」 言い終わるか終わらないかの内に坊主頭は姿を消している。 バックパックからひょろ長いアンテナを伸ばしていたマッシュルームが、部長に小型のケースを渡す。脱着が簡易になるように左の腰に装着する。続いてジャガイモ頭が渡してくれたキャップを被りながら、阿藤を見上げながら言う。「我々はここで撤収する。君は、そうだな、今から六十秒後に彼らを追いかけてくれ」 阿藤は答えない。 固く横一文字に閉じられた口に言葉はなく、岩のような顔に感情は居場所を許されない。 ただひたす…
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2008-07-27T21:33:24+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十二 [ コンピ研部長はふてぶてしく呟…
コンピ研部長はふてぶてしく呟いた。「また君たちか」 というか、何故あんたがいるのか。こういうハロウィン好きな趣味でもあったのか。「いや、ちょっとした野暮用でね」 持っていたグラスの中身を一気飲みして、23番のボールをカウンターに置いて立ち上がる。「僕の友人を紹介しよう。彼が阿藤だ」 カウンター奥、確かに二人分の椅子を一人で占領している角刈りの男が座っている。 彫りのある顔と鍛えられた体格で日本人とは思えない。持っているティーカップと猫のイラスト付きの文庫本が、小人の道具であるかのような錯覚を覚える。制服の上からも筋肉が見てわかる。椅子二つを同時に使用する理由も頷ける。北高の制服を付けているからにはおそらく上級生だろうが、スモークカラーのサングラスを好き好んで掛ける高校生がこの世にいるのか。それよりも本当に人間かどうか疑う。コンピ研で独自開発した対涼宮ハルヒ用ヒューマノイド型インターフェイスではなかろうな。「ちょうどいい機会だ。団長殿、いつかの決着を付けないか?」「え、いやあのっ」「話は簡単だ。あの時の雪辱を果たしたい。だから彼と勝負してもらえないだろうか」 どうやらややこしいことにな…
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2008-07-27T21:27:18+09:00
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「宵闇の出会い」 [夜、悠木は生きていた「ア、ア、…
夜、悠木は生きていた「ア、ア、ア、」「ひどい有様だね」「本っ当に御免なさい!お姉ちゃん!兄さん!」「彩コワイ、彩コワイ、彩コワイ、彩コワイ・・・」「あーらら、こりゃ重症だ」「やりすぎちゃった。つい楽しくて」彩はばれないように少しだけ笑った「え?なんか言った?」「ううん、何も」「いやあ丸いのが、丸いのがくるぅ」「幻覚でも見てる?何したの?」「えーと、兄さんは起きない?」「うん、大丈夫だと思うよ」「じゃ、耳貸して」「うん」ごにょごにょごにょ「・・・・・」「・・・・・(汗)」「ガクガクブルブル」急に雪奈は震えだした「ちょ、お姉ちゃん!?」「彩、あなたそれ立派な拷問よ。もしくは虐待・・・」「そ、そんなにひどいこと?」「もち!!!」雪菜はものすごい大声で叫んでいた「ただいま」音もなくドアが開いたあらわれた人物は 南条 俊也「うおう!びっくりしたぁ」「お帰りなさいお父さん。お願いですから音もなく部屋に入ってこないでください」「うんうん」雪奈もかなり同意している「どうしたんだ、雪奈、叫んだりして、玄関まで聞こえてたぞ」華麗にスルーした「ああ、それは・・・」「気にしないでください、お父さん」彩が笑いな…
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2008-07-08T22:49:08+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十一 [ * 学校の中は瞬く間に…
* 学校の中は瞬く間にハロウィンへと染まっていく。カボチャのオレンジと、悪魔を思わせる黒のカラーが取り巻いていく。だんだん人の数の増えていき、文化祭に勝るとも劣らない祭りの空気が漂ってくる。出店も多く並んでいるようで、クレープの甘ったるい香りと焼そばソースの匂いが鼻腔を刺激する。内容の解らない騒々しさが輪に掛けて増えてくる。生徒に取ってみれば来たるべき文化祭に備えてのリハーサルみたいなものだろう。その熱気と盛り上がり方は勝るとも劣らない。 参加できなくて残念だったな。古泉。「古泉くんと何話してたの?」 肩をつついて、後ろからハルヒが話し掛けてくる。 てっきり怒鳴られるもんだと身構えてたが、意に反してハルヒはいつになく穏やかだ。「いや、少し──男の話をな」 それ以上ハルヒは詮索しない。古泉が向かう正門の向こう側を見やり、「あーあ、古泉くんも帰っちゃったか」 ハルヒはいかにも残念そうな表情で古泉を見つめている。肩にかかる髪の毛を指でくるくると巻き付ける仕草が似合っている。こいつはやはりロングのままのほうが良かったと思う。何で切ったのか改めて疑問に思う。もったいない。「さてみんな!」…
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2008-05-06T22:51:11+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その一 [ 物語においてもっとも頭を悩ま…
物語においてもっとも頭を悩ませるのは、イントロダクション、すなわち導入部でどうやって読者の心を引きつけるかである。 悪いことは言わない。涼宮ハルヒについてろくに予備知識を所有していない奴は即刻立ち去ったほうがいい。なぜならこれから俺が語る体験談は涼宮ハルヒに関する物語の一部であってそれ以上ではない。一を聞いて十を知るなんてことわざがあるが、そんな古代中国の超天才にしか通用しなさそうな理論を俺の会話に投じてみるのはお門違いも甚だしい。そこまで言われても蛇や虎がいるかもしれず、ましてや宝物など無いかもしれない洞穴に首を突っ込む猛者がいるのならあえて止めはしない。しかし読んでからネタバレだとか言うなよ。頼むから。 さて、それは夏休みも終わり、だらけにだらけきったところに投下された定期テストの赤い点数に一憂し、本気を出すとかとも言いながら体育祭などの行事にまた浮かれていた秋の一日のことだった。体育祭ではハルヒと長門の超人的──間違えた、奴らは超人だ──な活躍を目の当たりにし、それからはSOS団の活動も控えめになっていった。部室では長門が本を読み、メイド姿の朝比奈さんからお茶を頂き、古泉とテー…
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2008-05-01T22:35:24+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その十 [ * 靴を履き替えて外…
* 靴を履き替えて外に出る。俺と同じ玄関から出てきた朝比奈さん以外の全員がすでに揃っている。 学校全体が日常とはまったく違う色に染まりつつあった。 電気式の小さなカンテラが至る箇所にぶら下げられていたり、出来の悪い新興宗教のようにカボチャの中をくりぬいたオブジェが辺りに並べられている。珍妙な格好をした化け物たちが校内を歩き回っている様子を見れば言わずとも理解できるが、 あえてハルヒに尋ねてみた。「んで、俺たちは一体何をするんだ」「見てわからないの?」 少しだけ色の変わった空に、茜の雲がまばらに浮かんでいる。ハルヒは手をいっぱいに伸ばして、くるりと一回りしてアピールする。「この後学校でハロウィンパーティやるらしいから、みんなでぱーっと盛り上がりましょ!」 ハロウィンパーティ。 ハルヒに聞くところによると、今日の放課後うちの学校の総力を決して有志合同にハロウィンパーティを開催するらしい。 らしいとつけたのは、そんな話を耳にしたことが一切ないからである。「あたしも今日まで知らなかったわよ。でもほら、見てよこのビラ。昼休みに配られてたの」 ハルヒが差し出してきた三つ折りのチラシを広げ…
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2008-05-01T22:19:41+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その五 [ * 本日午前中の授業…
* 本日午前中の授業は、秋の高い空の下で過ごした時間は、それはそれは実に穏やかで素晴らしいものになった。 いつもなら、授業中は日本教育の金の回され方と時間に見合った成果が得られない自分の愚かしい頭脳を憂いながら眼下に広がる街を憂鬱に眺めていたものだった。「あのっ、私ちゃんとしてますか?」 後ろから朝比奈さんが小声で尋ねる。 もちろんハルヒの姿で。 その場にいなかった谷口を除く全員で議論した結果、ちゃんと授業に出席するという案で決定し、古泉と朝比奈さんは俺のクラスで、谷口とハルヒを演じてもらうことになった。 鶴屋さんは席替えのような気分でしかないかもしれない。ハルヒは例え学年が一つ繰り上がっても十分に通用する頭脳だから特に問題はないはずだ。 問題は妹と長門。長門を小学校に行かせるならともかく、妹に俺自身苦労している授業に参加させたところで九割九分九厘の確率で眠るに違いない。それに対して長門は、「放課後まで、私と共にこの部室で待っていることが最善の方法であると思う」 確かにそうなのだが、両親が出かけている時に無断欠席はかなりまずいのではないか。学校に連絡しても俺が両親に余計な心配…
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2008-05-01T22:11:44+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その七 [ * 午後の体育は戦争…
* 午後の体育は戦争だった。 事の発端はクラスメイトの議論だったか。 単純に言うと、巨乳と貧乳はどちらが優れているかという議題だった。 ──胸とはすなわち女性らしさを表すメタかつグローバルなシンボルである。すなわち、胸が大きいことは女性としても優れているのだ。 ──異議あり。ジェンダー的発想からしてもそれは女性差別と読み取れる表現である。胸が無ければ女性でないのか。断じて否。その主張は受け入れること自体が冗談も甚だしい。そもそも人間は元から胸があったわけではない。生まれたままの、純粋無垢な少女らしさを尊重する点においても胸が小さいことは正義である。 ──正義という言葉をやすやすと使ってはならない。少女らしさを求めるといっては性癖に異常が見られると思われる。たわわな果実と洗濯板どっちを取るつもりだロリコン野郎。 ──日本国憲法においてはいかなる信条を持とうと好き勝手だと明文されている。男が変態で何が悪い。ロリコン上等。我らの幼きを愛でる魂を知らぬ凡俗には鉄槌を下してやる。 ──どちらが本当の凡俗か教えてやる。マシュマロのような柔らかさにたゆんと揺れるその美しさ。夏の海のビキニ姿…
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2008-04-26T23:38:13+09:00
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the unknown world メニュー [恵比寿presentation…
恵比寿presentation THEオリジナル小説the unknown world・第1章「宵闇の出会い」 ・第2章「日常/非日常」 第2話「非日常時々日常」 P.S.1話は何パートかに分けました感想などをBBSや拍手で言ってくれると嬉しいです評価などもしていただけると勉強にもなります私は何を求めている?私は何が知りたい?その答えは見つかるのか――――――――――――ハイ、何が言いたいか分かりませんね
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2008-04-26T20:53:54+09:00
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全く関係ない序章 [序章「・・・ここは?」俺は暗い…
序章「・・・ここは?」俺は暗い闇の中にいた周りには俺という存在以外他には何もないここには生を持っている者も死をもっている者もいないいうなれば虚無だだけどその空間―ここは1つの世界―に俺という生がある何かあればその空間はもう虚無ではないただの暗い空間だ「ま、そんな事どうでもいいか」今はこの空間が何なのか、どうやったら抜け出せるのかが問題だ「というか、なんでここにいるんだ?」俺は記憶を辿ろうとしたが無駄だった「何なんだ?一体・・・」俺はぼやくボウ「ん?」目の前に黒い炎が現われたそれはどんどん大きくなっていく「おおう・・・」最終的には3階建てくらいの家の大きさになった「まったく、何なんだ・・・」俺はこんな状況でも冷静にいられたいつもの俺だったら慌てふためいていることだろうが、今回は静かだったその黒い炎は何か形を作っていく出来た形はどこからどう見ても龍だった「汝は我に何を求める・・・」それはいきなりそんな事を言ってきた「我は汝に魂を求める・・・」いきなり魂を求めるとか言ってきやがった俺はそれに答えず、無駄だと思いながらも問う「なぁ、ここはどこだ?どうやったら戻れる?」龍は答えない。代わりにこん…
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2008-04-26T20:52:57+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その九 [ * 放課後である。 …
* 放課後である。 朝比奈さんと古泉を連れて部室へ向かい、部室で待機していた長門と暇を弄んでいた妹と合流すべく部室のドアを開く。 妹もいて、長門も定位置のパイプ椅子にちんまりと座っている。 そしてなぜか鶴屋さんとハルヒが先にテーブル越しに座っていた。俺に気づいた鶴屋さんはこちらに微笑んで手を振っている。しかしハルヒはこちらに背を向け、長い髪の向こう側で紙袋をガサゴソとあさっているのがわかった。そして口を開き、「谷口は?」 後ろを向かなくてもわかるんだな。「電話で呼ばれて去っていったよ」 授業が終わった瞬間、谷口は両手を上げて喜んだのも束の間、自分の着信の電子音に驚き、すぐさま小型の携帯電話を取り出し耳に当てたと思ったら、鞄を背負ってすぐに教室から出て行った──それが柊の証言による谷口の最後の姿である。 あっそ。の一言でハルヒは切り捨てる。「ところで、正門で待ち合わせじゃなかったっけ?」 朝にはそう話したつもりだったんだがな。 こちらに振り返ることもなく、ハルヒは答える。「ちょっと取りにくるものがあったから」 そう言ったきり黙ってしまう。「どお、みくる? みんなにバレないように…
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2008-04-26T13:55:23+09:00
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全く関係ない序章のあとがき [リアルに本編とは関係ありません…
リアルに本編とは関係ありません見てくれた人御免なさい続きはしません絶対にま、理由は4/26?の拍手返信を見てくれればOKかと^^ではではまた
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2008-04-25T22:52:40+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その八 [ 古泉が立ち去った後、俺は蛇…
古泉が立ち去った後、俺は蛇口から湧き出る冷水を後頭部から浴びていた。 秋とはいえ、汗を洗い流すのは気分がいい。 校舎の方から音楽教師のアレンジした曲が聞こえてくる。本来スローモーであるはずのそれが、ジャズのリズムで軽快に演奏されていると実に新鮮に感じる。木々のざわめく音とともに心地よい風が吹いてくる。最後に顔を何度か洗ってから蛇口を捻る。頭を掻いて水気を飛ばし、体育着の裾で顔の水滴を拭おうとすると、「キョンくん」 いつからそばにいたのか、朝比奈さんがタオルを差し出してくれた。「どうもすみません」 お礼を言って真っ白でしみ一つないタオルを受けとる。タオルから漂う微かな匂いに艶かしさを感じ、顔を付ける。結構ふんわりとしているな。「涼宮さんに悪いでしょうか」 朝比奈さんが目を伏せてそんなことを言っている。 ん、とするとさっきの『艶かしい匂い』はもしかすると、いや当たり前だがハルヒのだったのか。あー、実に気まずい。ハルヒの与り知らぬところとはいえ奇妙な欲情を抱いてしまった。罪悪感か背徳感が脳裏をよぎる。なるべくなら考えないでおこう。余計に妄想してしまう。 髪の毛から滴る水気を吸い取りつつ弁…
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2008-04-21T00:08:53+09:00
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幻? [第1話「幻?」「ふわあぁ」「寝…
第1話「幻?」「ふわあぁ」「寝不足かい?そんな大きなあくびをして」「んー寝不足って訳でもないんだよなあ。よくあるだろ昼飯食った後の午後は眠いって」「うんそれは同意するよ。僕も眠いしね」「だろ。だから寝ようぜ海斗」海斗と呼ばれた少年は少々苦笑いした「うーん寝たいんだけど次の授業は博樹先生だからね。寝たら殺されちゃうよ悠木」悠木と呼ばれた少年も苦笑いした「あー、うん確かに殺されるわ、うん」彼らの名前は南条 悠木 そして親友の彩狗紗 海斗「もうそろそろテストだからな。寝てられないんだよなあ」「まあね。赤点取ったら夏休みも学校だよ。頑張れ」「へいへい。お前はいいよな、頭良くて」「頭がいいという訳じゃないよ。毎日ちゃんと予習復習をしてるからね。悠木もちゃんと勉強しなよ」「はあ・・・」キーンコーンカーンコーン予鈴が鳴った「とと、準備しねーと」「さて、退屈な授業の始まりだね」「あーあ、面倒くせえ・・・」・・・・・・・―放課後―「痛え・・・」放課後悠木は頭を押さえて帰路についていた「ったく、少しぼーっとしてただけじゃないかよ」その事を海斗に言うと「悠木、そのことを人は寝ぼけているというんだよ…
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2008-04-20T18:53:31+09:00
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「家族」 [第2話「家族」「ただいまー」悠…
第2話「家族」「ただいまー」悠木の家は結構広い二階建てである「おかえり」「ただいま、雪姉」「学校では青春してきたかい?」「相変わらずで青春なんて来てないよ」「何だ、海斗君との青春はしてないの?」「何を期待してんだ雪姉・・・」南条家の長女 南条 雪奈「というか、今日は調子いいんだな」「うん、バッチグーだよ」「よかった。このまま良くなってくれればいいんだけど」「いやいや、そんなすぐに治ったら苦労しないよ」「まぁ、確かに」雪奈は重い病気を患っているそれは現在の医学では治す方法が無いと言われている病気である「早く治るといいね」「うん。さ、早く入った入った」「あ、うん・・・あ」「どしたの?」「ごめん、雪姉」「は?」「え、と、ずっと立ちっぱなしで話してたから疲れたかなと思って」「・・・・・・・アハハハハハハハハ!!なーに言ってんの悠木!そんな事ないわよー。心配しすぎだよ悠木はー」「あ、と、・・・ごめん」「謝らなくていいよ悠木。心配してくれてありがと・・・」「うん」「だけど、あんまり心配しないでね。私は大丈夫だから。・・・さ、いこっ」「ん、雪姉」悠木は靴を脱ぎ廊下を歩き右に曲がりドアを開けた「ただい…
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2008-04-20T18:52:08+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その三 [ * 結局、ベーコンエ…
* 結局、ベーコンエッグを作った。 ガスと施錠を確認してから、俺たちは学校への長く険しい道を進んでいった。ここまで早く学校に来ることは金輪際無いかもしれない。 ランドセルを背負った妹──長門──と一緒に登校してきたのはいいが、そのまま入っていいのだろうか。「ついてきて」 こう言われれば仕方があるまい。俺は妹に連れられるように自分の学校の正門に足を踏み入れた。校舎がもやに包まれるほど朝っぱらだというのに結構な数の生徒たちがテント設営に励んでいる。生徒たちは作業の方に集中していたので長門のことを兎や角言われることはない。でも今日何かあったっけとも考えながらも思い出せず、妹の靴を俺の靴箱にしまっていた。「こっち」 長門は来客用のスリッパを履いている。上履きに踵が入らないのを苦戦しつつ這々の態で長門を追いかけて、目的地についた。 旧校舎、旧文芸部室。 現SOS団アジト。「ここに関係者全員がいる」 長門がドアをノックする。それに答えるように、はーいと向こうから女の子の声が、 ちょっと待て。 普段だったらそれは朝比奈さんが言うあずである。朝比奈さんがこんな朝早くに学校にいるのも驚きである…
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2008-04-19T00:18:30+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その二 [ * 夢だった。 現実味…
* 夢だった。 現実味のある夢だった。 背中のじっとりと汗が滲む。カーテンの隙間から朝日が光線のように差し込んでいる。 寝癖で絡みまくった後頭部をばりばり掻きながら、改めてそう思う。えっとどんな夢だったっけ。ハルヒと名誉顧問の鶴屋さんを含めたSOS団全員、それと妹と谷口がいて。 馬鹿でかいキャンプファイヤー囲んで一緒にマイムマイムを踊った。 まだ顔に炎の火照りが残っている感じがする。 あれを悪夢と言わずに何と言う。 そもそもハルヒが出演してくる夢で平穏なものを見た記憶は皆無だ。平安時代の貴族の間では、夢の中に想い人が出てきたら相愛であるなどどいう逸話があったことを思い出す。谷口を夢に見るとは、俺も相当疲れている。目頭にこびりついたヤニを摘むようにして落とし、枕元に置いてあった目覚まし時計に手を伸ばす。 あまりの驚きに目を疑った。 両親は親戚の付き合いで昨夜から出かけていた。うちの家系はかなり多いので大して珍しいことでもなく、俺は習慣的に目覚ましを設定しておいたはずだった。朝起きたら妹を起こして、トースト焼いてフレークを腹に詰め込んで、仕度してから学校に行くという予定だった。気楽…
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2008-04-19T00:11:29+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その四 [ 今考えることと言えば、相場は…
今考えることと言えば、相場は決まっている。「何でこんなことになったんだ?」 谷口の顔の古泉はいかにも大袈裟に肩をすくめる。「残念ながら。機関からの連絡もありませんし、何より今の僕は一介の高校生。申し訳ありませんが皆目見当がつきません」 あまり気にしてはいない様子にも見える。 まあいい、この状況を一度整頓してみるか。 朝起きたら俺を除く全員の精神が入れ替わっていた。 長門と妹、それと古泉と谷口が交互に。次に鶴屋さんが朝比奈さんに、朝比奈さんがハルヒに、そしてハルヒが鶴屋さんの身体へ、という感じだ。「男と女が入れ替わってなくて良かったな」「ともすれば、今よりさらにややこしいことになってたでしょう」 俺が朝比奈さんになってでもしたら、良心の呵責と理性の連合軍が欲望と感情の帝国軍と宇宙戦争を勃発してたかもしれないからな。ハルヒの場合は想像し辛い。原発を身体に抱えたようなシチュエーションは遠慮したい。 それにしても謎だらけだ。「どうして俺だけ何も変わっていないんだ? なんだか仲間はずれにされたみたいだ」「彼女がそれを望んだから」 見下ろす。先ほどまで沈黙していた長門が、妹の声で答える。「涼宮ハ…
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2008-04-19T00:10:29+09:00
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涼宮ハルヒの変装 その六 [ * 四時間目の終わ…
* 四時間目の終わりを告げる鐘は食欲と疲労を癒す時間の始まりを伝える啓次でもあり、要は空きっ腹が鳴き始める頃にもっとも待ちこがれる昼食の時間になったのだ。 ベーコンエッグごときで成長期の肉体に宿る食欲を押さえられるはずがない。手に小銭を握りしめ、購買部の荒波を越えて昼食の焼きそばパンとチャーハンを掴み取った後、いつものように教室で国木田と机を囲んで朝食の雑談をすることにした。 ここが勝負の分かれ目だ。 別にばれても問題はないはずだが、説明がややこしくなる。これ以上俺たちの非日常に巻き込まれる被害者を増やしてはならない。 なるべく普通そうな会話といえば──。「夢?」 国木田は弁当の卵焼きを摘みながら改めて聞き返す。「そう、別に進路とか将来とか関係ない。ただ漠然とした未来とかってあるかってな」 国木田は顎に手を当て一秒だけ沈黙して、「まだ決まってないかな。今は少し工学部の大学に行こうかなって考えてるけど、この先何十年の人生を決めるなんてできないよ」 耳が痛い。俺なんて一年先の事さえもろくに決断できなんだ。勉強できれば選択肢も増えるのだろうが目標がないから勉強する気が起きない悪循…
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2008-04-19T00:06:59+09:00
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舞台背景 [ 物語となる舞台背景。 主人公…
物語となる舞台背景。 主人公たちが暮らす町、その舞台となる様々な記録。■舞台背景 ◇都坂市真桐町(とさかしまとうちょう) 主人公たちが通う「凛丞大学」のある町。 都心から約20kmほど離れた町でその歴史は中々に古いらしい。 都心ほどの栄えは無いにしても神秘に溢れかつ由緒正しき町と住民は囁いている。 ■霞み通り(かすみどおり) 凛丞大学に云わば隣接する商店街。 名前の由来は「霧ノ丘」からの『キリ』と『カスミ』を捩ったもの。 しかし一般的には「霞みかかるほどしか店がない商店街」が通説。 ◇都坂市千夏町(とさかしちなつちょう) 主人公の暮らす町。 真桐町から少々離れているため住民は数百人ほどしか住んでいない。 町とは名ばかりでこれといった高層ビルなどの建物の無い少し拓けた町。 ◇凛丞大学(りんじょうだいがく) 主人公たちが通う都坂市立唯一の私立大学。学生数は現在約2000人ほど。 大学としての規模は小さく古風な面持ちがあるが通う生徒は自由に溢れ意気揚々としている。■名所 ◇「箱舟」の異名をもつ大空洞 真桐町に存在する巨大な大空洞の異名。 その中は綺麗に四角…
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2008-04-18T22:16:52+09:00